ドラマ


野生が静かに吠えている 


この地球を

荒しまわる自慰の怪物に 

ひと泡吹かせようと 


なんの衝撃もなく

ばたばたと倒れ

荒れ地の穴を満たす屍


享楽と苦悶の境が乱れ

奇態な興奮と共に

怪物たちは

独り籠りながら


未来をこじ開けようと

自ら作ったドアの鍵を探す


だが、

手に取るのは

閉めるための鍵ばかりであった


口を封じ触れることを避け

怪物たちは

マシーンに変身していく


何のためのマシーン化かは

誰ひとり知らない


野生の怪物隔離劇は

はじまったばかりだ


からだはうす

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